ABNアムロ銀行
ABNアムロ銀行
ABNアムロ銀行(ABN Amro N.V.)とは
オランダに本店をおく欧州有数の銀行グループ。
持株会社ABN Amro Holding N.V.は、
ユーロネクスト・アムステルダム市場
(Euronext:AAB)及び、ニューヨーク証券取引所
(NYSE:ABN)に上場し、AEX指数採用銘柄の一つだった。
ABNアムロ銀行は、1991年にアムステルダム・ロッテルダム銀行
(AMsterdamsche-ROtterdamsche Bank)とABN(Algemene Bank Nederland)が
合併して誕生した。AMROは、1871年に設立されたアムロ銀行と、
1863年設立のロッテルダム銀行が、1964年に合併して誕生した銀行。
ABNは、1826年設立のNederlandsche Handel-Maatschappijと、
1841年設立のトウェンテ銀行(Twentsche Bank)が、1964年に合併して
誕生した。
トウェンテ銀行とロッテルダム銀行は、イギリス型の植民地銀行を模範として、
オランダ領東インドにて活動したため、現在も東南アジアに強力な支店網を
持っている。
2007年より、台湾の台東區中小企業銀行を買収し、台湾における
業務拡大を実行中である。
関連:買収対象
2007年3月にイギリスのバークレイズが、海外店舗網拡充のため、ABNアムロ銀行に
合併を提案した。一度は合意されたものの、イギリスのロイヤルバンク・オブ・
スコットランド(RBS)・スペインのサンタンデール・セントラル・イスパノ銀行・
ベルギーのフォルティスといった3銀行が連合で、ABNアムロ銀行の株式公開買い付け
を発表し、対抗買収に成功した。
買収総額は700億ユーロ(約11兆円)を超えるもよう。
ABNアムロ銀行概要
設立 1991年
業種 銀行業
事業内容 リテール・バンキング事業
ホールセール・バンキング事業
アセット・マネジメント事業
リース事業
不動産事業
本社所在地 オランダ 北ホラント州アムステルダム
売上高 228億86百万ユーロ
従業員数 110,000人(2007年)